いい仕事しています。
これらのライト!


光害(こうがい・ひかりがい)って知っていますか?
 夜道を照らす街灯は、明るければ明るいほど安全なのでしょうか?

 しかし、ちょっと考えてみて下さい。(^^)例えば、車を運転しているときの対向車のヘッドライトです。ロービーム(下向き)とハイビーム(上向き)で自分を照射されたときはどちらが見易いですか?そうです、いくら明るくてもまぶしい光が眼にはいると前が見えなくなって危険ですよね。

 夜道を照らす街灯も、目立ちませんが電球から漏れた光が目に入っています。つまり、ちょっとだけ見にくい状態を作りだしていると言って良いでしょう。もしこれらの「少し目に入る光」が全くなければ、もっと見易い街灯になるんです。

 このコンテンツでは「いい仕事をしている街灯」を紹介します。


これらの街灯は、すべて実際に使用されている物を撮影してきました。

                 

 どこにでもありそうな街灯ですが、水平方向以上へ向かう光遮断されています。厳密に言うと電球の下のフレームやアクリルカバーに当たった光が水平方向以上に向かいますが、これまでの街灯と比較しても「イイっ!」です。


               


 こちらは高さ1メートルほどのフットライトです。照明の電球はキノコ状の笠をかぶっており、照明部分がフラットな上に背が低いので光が直接目に入りません。柔らかく弱めの光でも周囲が見え、いい雰囲気です。


                        



 光源である電球は明るいのですが、傘の奥の方にあるので街灯に近づくまで眩しくありません。このような笠を被せた街灯は非常に歩きやすく、また上方に行く無駄な光が少なくなるのでエネルギーの効率的な使用に繋がります。このタイプの街灯を増やして欲しいものです。

 これら3つの街灯のタイプは、すべて「長崎県雲仙・諏訪の池ビジターセンター」の周囲で使用されている照明です。諏訪の池VCは環境省の管轄ですから、こういった省エネルギー高効率な街灯を積極的に使用していると思われます。

 しかしながら都市部の中心部や地方の自治体は、旧態依然の街灯を使用している上、その街灯の数も多く多大なエネルギーを消費しています。(しかも電気代は私たちの税金 f^^;)ですから、このような街灯は雲仙・諏訪の池などの自然豊かな場所だけでなく、都市部ほど使用して欲しい照明だと思います。みなさんはいかがお考えでしょうか?

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